5,
B Company reduced its intercompany account payable to A Company to a balance of $4,000 as of december31, 2005, by making a payment of $1,000 on December 30. This $1,000 payment was still in transit on December31, 2005.
6,
On january2, 2005, B Company acquired equipment from A Company for $7,000. the equipment was originally purchased by A Company for $5,000 and had a book value of $4,000 at the date of sale to B Company. The equipment had an estimated remaining life of four years as of January2, 2005.
☆親子間の借金は帳消しにする☆
まずは、5からです。
よく読んでいただくとわかりますが、連結以前の問題が1つ含まれています。
B会社はA社に対するA/Pを$1,000支払いましたが、まだin transit(適切な日本語がわからん)のようですね。
今の段階だとB社は「支払ったよ」、という仕訳をきっていますが、A社のほうでは「受け取りました」という仕訳をきっていな状態です。というわけで、A社のほうでも処理をしておくことにより合算したときに±0になりますね。
***仕訳12***
(Dr.) Cash $1,000
(Cr.) A/R $1,000
次に、親子間の債権についてです。
今の状態だとBはAに対する支払いが$4,000ある状態で、双方のB/Sに債権債務が計上されています。
これはこれで正しいのですが、A+BのConsolidated F/Sを作ったときに、自分宛の債権と、自分への債務があるというのは良くわからない状態です。
よって、親子間で債権債務がある場合はConsolidated F/Sでは表示させないように連結修正をする必要があります
***仕訳13***
(Dr.) A/P $4,000
(Cr.) A/R $4,000
☆PP&Eの取引はなかったことにする☆
人生、リセットボタンが1回押せるとしたらあなたはすでに押していますか?それとも、まだ押していなくて取ってありますか?
重いテーマですね。。。
今回の特集には別に関係ありませんので、気が向いたらこれをテーマにblogでも書いてください。
さて、次は6のPP&Eの取引についてです。
冒頭、PP&Eの取引はなかったことにする、と書きましたが実はこの「なかったこと」にするのはPP&Eだけに限った話でなく連結処理全体について言えることです。
第三者(連結外)との取引以外は、内部でちまちまやっていることなので第三者には関係ありません。
なので、そういう意味のないことはすべて消して、第三者がわかりやすいようにしましょうということです(勝手な解釈です)
今回のケースでは、Aが$5,000(BV$4,000)のequipmentをBに$7,000で売りつけています。
そして、もちろん当然ですが今後はBの資産として減価償却をしていきます。
こういう、内部だけの取引は綺麗に消してわかりやすくしましょうということで取引は起こらなかった、資産の管理も引き続きAが行ったとする、という状態にします。
このequipmentが取引されたときにA,Bではそれぞれ次のような仕訳があったはずです。
***A***
(Dr.) Cash $7,000
(Dr.) Accumulated Depreciation $1,000
(Cr.) PP&E $5,000
(Cr.) Gain on Sales of PP&E $3,000
***B***
(Dr.) PP&E $7,000
(Cr.) Cash $7,000
***B期末時***
(Dr.) Depreciation Expense $1,750
(Cr.) Accumulated Depreciation $1,750
これを、元の状態に戻すので上の科目の値を1つ1つ修正していきましょう。
まず、今の段階だとPP&Eが$7,000で表示されています。
本来は$5,000だったので$2,000引く必要がありますね。①
次に、Accumulated Depreciationですが期末時点でいくらになっているのが正しいのでしょうか?
Aはもともと$5,000で買ったものを5年のSLMで償却していました。
今回の期末は2年目の期末なので、この取引がなかったとすると$2,000($5,000÷5(年)×2(年分))となっているはずです。
一方今の残高は、Bが期末に処理した$1,750だけです。
差額$250を埋めてやる必要がありますね②
Accumulated Depreciationの話が出たので続きでみますがDepreciation Expenseの値も修正が必要そうですね。$5,000を基準に償却していたのに途中で$7,000に変わって償却年数はそのまま使い続けるのだから、どう考えても当初の想定より今年は多く費用化しているはずです。
本来なら、毎年
(Dr.) Depreciation Expense $1,000
(Cr.) Accumulated Depreciation $1,000
となるはずですが、今回は$1,750となっています。
よって差額の750を引いてやる必要がありますね③
最後に、Gainです。
昨日の姉弟の取引のように、このGainはUnrealized Intercompany Profitです。
よって、これも消してやる必要があります。④
以上①~④の処理をあわせると次のようになります。
***仕訳14***
(Dr.) Gain on Sale of PP&E $3,000
(Cr.) PP&E $2,000
(Cr.) Accumulated Depreciation $250
(Cr.) Depreciation Expense $750
PP&Eの処理は、A,Bそれぞれがもともとどういう仕訳を行っていたのかを考えると比較的簡単です。
さて、ここまでの処理を記入したのが以下のワークシートになります。
☆ワークシート☆
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