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今回使うワークシートはコチラ
consolidated3.zip
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【Intercompany Profit】

本日のトピックは、親子間取引のinventory編です。

3,
During 2005, A Company sold merchandise to B Company that originally cost A Company $15,000 and the sale was made for $20,000. On December 31, 2005, B Company’s inventory included merchandise purchased from A Company at a cost to B Company of $12,000.
4,
Also during 2005, A Company acquired $18,000 of merchandise from B Company. B Company uses a normal markup of 25% above its cost. A Company’s ending inventory includes $10,000 of the merchandise acquired from B Company.


Intercompany の取引のベースとなる考え方は、外から買ってきたものを最終的にいくらで売ったのか?です。


親子間でInventoryの取引があると、連結にしたときに親子間の取引までがsalesやCGSに含まれることになり実態とかけ離れることになります。

たとえば、
***説例1***
Aさん家のお姉ちゃんは、ダイソーで100円で買ってきたコップを弟に500円で売りつけました。
弟はそのコップをインターネットオークションで700円で売りました。
このとき、Aさん家全体の家計に対する損益はどのくらいでしょうか?

今回の例では、お姉ちゃんと弟のconsolidated I/Sを考えるわけですが、二人の取引を単純に合算するといかのようになります。

お姉ちゃん
売上 500円
原価 100円
利益 400円


売上 700円
原価 500円
利益 200円

***I/S①***
合算(お姉ちゃん+弟)
売上 1200円
原価 600円
利益 600円

これって、本当に正しいのでしょうか?
仮に、お姉ちゃんも弟も同じ財布を共用しているとするとCash Outは最初の100円だけで、逆にCash Inは最後の700円の売上だけです。
そう考えると、どうやら
***I/S②***
売上 700円
原価 100円
利益 600円
というほうが正しそうです。
それでは、I/S①と②の金額の違い(売上500円 原価500円)はいったい何なんでしょう??
それは、お姉ちゃんが弟に販売したところに正解があります。
お姉ちゃんは弟にコップを売ったときに、次のような仕訳をきっています。

***お姉ちゃん***
(Dr.) 現金 500円
 (Cr.) sales 500円
(Dr.) CGS 100円
 (Cr.) コップ100円

***弟***
(Dr.) コップ 500円
 (Cr.) 現金 500円

この取引が余計なんです。
外の家から見たら、まったくの経済活動はないのにAさん家では売上が500円たち、かつ100円だったコップは500円として計上されることになります。
そして、当然このコップが売れたときには原価500円と計上されることになるのです。
ダイソーで買ってきたコップが500円の原価なはずありません。
よって、2人の単純合算したI/Sから正しいConsolidated I/Sにするには売上とCGSを修正してやる必要があります。

***仕訳5***
(Dr.) sales 500円
 (Cr.) CGS 500円

上の連結修正により1200円だった売上は700円に、
600円だったCGSは100円になりましたね。

連結仕訳の大原則3
親子間の取引におけるsalesは全額消す。
このときの相手勘定は同額でCGSを取る。

今は、一番簡単な例を見ましたが次の場合はどうでしょう?

***説例2***
Aさん家のお姉ちゃんは、ダイソーで100円で買ってきたコップ2つを弟にそれぞれ500円で売りつけました。
弟はそのコップをインターネットオークションで1つだけ700円で売れましたが、もう1つはまだ売れていません。
このとき、Aさん家全体の家計に対する損益はどのくらいでしょうか?

さっきのように考えると
お姉ちゃん
売上 1000円
原価 200円
利益 800円


売上 700円
原価 500円
利益 200円
コップ 500円

***F/S①***
合算(お姉ちゃん+弟)
売上 1700円
原価 700円
利益 1000円
コップ 500円

という感じになります。
この例も、さっきのように内部間の取引なので上の原則のように内部間取引の売上とCGSを消しちゃいましょう。

***仕訳6***
(Dr.) sales 1000円
 (Cr.) CGS 1000円

これで、売上が700円になりどうやらよさそうですが、原価が-300円となってしまいます。
一体、先の例と今回の例では何が違うのでしょうか??
答えはどうやら売れ残っているコップにありそうです。
まず、今回の取引では2つ仕入れてきましたが1つしか売れていないので原価は最終的には100円となるのが正しそうです。
となると、修正分は700円―100円=600円分のはずです。
でも、仕訳6では1000円引いています。
この差額の400円はどこからやってきたのでしょうか?
勘の良い人はすぐにピンと来たはずです。
この400円はお姉ちゃんが弟に売ったときの1つあたりの利益ですね。
そして、この400円は弟にコップが売られたときに、お姉ちゃんの原価100円にプラスされて弟におけるコップの原価500円を形成する要素です。
このコップはまだ売れていないので、原価に含まれるお姉ちゃんの利益分400円もまだCGSとして認識されていません。
この400円をUnrealized Intercompany Profitといいます。
つまり、この場合は売れ残った分に含まれる利益は引かなくて良いことになりますね。
また、2人の合算F/Sではコップが500円で計上されていますが、そもそもこのコップはダイソーで買ったものなので100円です。
よって、この差の400円も調整しなくちゃいけません。

***仕訳7***
(Dr.) CGS 400円
 (Cr.) Inventory 400円

仕訳6,7を反映させたものが次のF/Sになります。

***F/S①***
売上 700円
原価 100円
利益 600円
コップ 100円

連結仕訳の大原則4
親子間取引の在庫に含まれるUnrealized Intercompany Profitは在庫から消す。
このときの相手勘定は同額でCGSを取る。

こう見ると複雑な感じがしますが、仕訳6と7をあわせると

***仕訳6***
(Dr.) sales 1000円
 (Cr.) CGS 1000円
***仕訳7***
(Dr.) CGS 400円
 (Cr.) Inventory 400円

***仕訳6+7***
(Dr.) sales 1000円
 (Cr.) CGS 600円
 (Cr.) Inventory 400円
となり、売上を消す。InventoryのUnrealized Intercompany Profitを消す。差額でCGSを消す。
とすれば、簡単です。


長くなりましたが、以上の説例で本日のテーマ3,4を考えてみると連結仕訳は次のようになると思います。

3,
***仕訳8***
(Dr.) sales 20,000
 (Cr.) CGS 20,000
***仕訳9***
(Dr.) CGS 3,000
 (Cr.) Inventory 3,000

4,
***仕訳10***
(Dr.) sales 18,000
 (Cr.) CGS 18,000
***仕訳11***
(Dr.) CGS 2,000
 (Cr.) Inventory 2,000

3,ではB社に売った在庫のうち1/4はIntercompany Profitですね。(15,000を20,000で売ったのだから)
なので、期末に残っている12,000のうち1/4はIntercompany Profitとして消去する必要があります。
4,も同様の考えです。


本日の仕訳を入力したものは次のようになります。

☆ワークシート☆
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