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ワークシートはコチラ
consolidated.zip
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【連結仕訳】

☆仕訳の意味を1つ1つ考える☆
さて、昨日のワークシートを使用して、A,B社の取引を考えて行きましょう。


1,
On january1, 2005, A Company acquired 90% of the stock of B Company in exchange for 5,400 shares of $10 par value stock having a total market value of $120,600. The purchase method of accounting must be used for the combination.

2,
On january1, 2005, B Company’s assets and liabilities were equal to FMV except for followings.
Inventories 16,100(17,100) FIFO
Equipment 50,000(60,000) 4-year depreciation
Accumulated depreciation 10,000(12,000)
Patents 10,000 (13,000) 10-year amortization
( ) FMV

本日見ていくのは上の2つです。
上の問題文を見たときにまず注目したいのはA社はB社を100%買ったのではないということです。
今回のケースだと90%しか買収していないので10%のMinority Interestが発生します。今後、I/S、S/Eを作成する際にもMinority Interestの考慮は常に必要になりますので、今のうちに頭の片隅に入れておきましょう。

まずはなんといっても連結仕訳の基礎となる部分の仕訳から考えてみましょう。

連結仕訳の大原則1
親会社の子会社に対する投資と子会社のEquityは全額消す。

まずは、ここからです。
親会社は子会社を株式という投資によって支配しているため、当然親会社におけるB/Sでは子会社はInvestment勘定で表示されています。
また、初回で見たようにM&Aとは被買収会社のNet Assetsを買うことです。
つまり、親会社のInvestmentと子会社のEquityは間接的に同じ物を意味しています。(イコールではない)
そして、consolidateでは親会社は一時的に子会社の資産・負債も含めたF/Sを作りますがこのままでは、investments(equity)、子会社のAssets/Liabilityと重複してしまいます。
というわけで、親会社と子会社であわせて考えたときに重複する部分を消します。

***仕訳1***
(Dr.) CS 45,000
(Dr.) APIC 13,500
(Dr.) Retained Earnings 36,900
(Dr.) Differential 25,200 (Cr.) Investment 120,600

Creditサイドはもちろん親会社の投資額が全額来ます。今回のケースだとB社買収の際に株式を発行しているわけですが、その時価が$120,600ということなので(Cr.) Investment 120,600となります。
Debitサイドは子会社のEquityを消していますが、このとき注意が必要です。
今回はB社を90%しか買っていませんので、全額消してしまってはダメです。
おのおの90%部分だけ消して、10%は残しておく必要があります。
(この10%は後々Minority Interestとして振り替えます)
さて、この計算だと貸借がbalanceしませんね。
そこで登場するのがDifferentialという一時勘定です。
ついつい、ここでは「ふーん」と流しがちでしょうが、このDifferentialは何を意味しているのでしょうか?
初回に見たとおり、会社を買うと言えども買うときはそのときの時価で買うのが物を買うときの原則です。
と言うことは、CreditサイドのInvestmentは買うときに支払った対価のようなものですから、これは買ったときのB社の時価をあらわしています。
一方、Debitサイドはどうでしょうか?
DebitサイドはB社のEquity90%を表わしていますが、この部分は簿価の表示です。
つまり、先の仕訳に出たDifferentialはB社のEquity部分の時価と簿価の差額ということができます。
ただ、この説明だけでは残念ながら不十分です。
買ったときの時価と、簿価が一致しない理由は実はもう1つあります。
それは、Goodwillの存在です。
ご承知のように、Goodwillは会社を買うときにNet Assets (FMV)にプレミアをつけて買った場合に発生し、そのプレミア部分がGoodwillとしてIntangible Assetsとして計上されます。(正確にはプレミア部分から更に認識できる無形資産は出来るだけ認識して残りがGoodwillとなる。例えばtrademarkとか。)
今回の場合は、どうでしょう?
まずB社のNet Assets (FMV)を計算する必要があります。
Net Assets (FMV)はAssets (FMV) - Liability (FMV)と間接的に算出します。
上記2のシチュエーションに在るように今回の説例ではFMVが簿価と異なるものがあり、合計でAssetsサイドが$12,000分膨らみます。
これを、もともとのEquityに足すと$50,000+$15,000+$41,000(←合併時のRe'sであることに注意)+$12,000=$118,000となり、これがB社のNet Assets (FMV)となります。
A社はこの90%を$120,600で買ったわけなので、$120,600-$1118,000*90%=$14,400となり
$14,400がGoodwillとしてConsolidated F/S上では計上されます。

先ほど、Differentialの構成要素はGoodwillとEquity部分の時価差額であると確認しましたが、本当にそうなのか確認してみましょう。
Equityの時価差額はAssetsとLiabilityの時価差額であるので、先ほど計算した$12,000が時価差額にあたります。
A社はB社のうち90%を買ったわけなので、$12,000*90%=$10,800となります。
一方、DifferentialからGoodwillを引いてみると
Differential ($25,200) - Goodwill($14,400) = $10,800となりぴったり一致します。

Differentialは一時勘定なので、今見てきた構成要素で消してしまいましょう。

***仕訳2***
(Dr.) Inventories $900
(Dr.) Equipment $9,000
(Dr.) Patents $2,700
(Dr.) Goodwill $14,400
 (Cr.) Accumulated depreciation $1,800
 (Cr.) Differential $25,200

連結仕訳の大原則2
買った会社の資産はFMVに修正する。

上の仕訳をきる事により、B社の資産は連結F/S上でも時価で表示されることになります。
また、Goodwillも認識され大分連結F/Sらしくなりました。
と、ここで1つ注意点があります。
上記で時価に評価上げした中にはPP&EやPatentsがありますが、本来のPP&EやPatentsは当然その持ち主であるB社が償却をしています。ところが、この時価評価との差額分についてはConsolidated F/Sのみで表示されるため償却はされていません。
よって、この差額の分だけ償却額を認識する必要があります。
さらに、Inventoryに関しては、期首の段階で時価の評価上げをしたものは期末の時点で売れているはずです。
つまり、この分Cost of Goods Soldを積み増ししてやる必要もあります。
以上のことを仕訳にすると以下のようになります。

***仕訳3***
(Dr.) CGS $900
(Dr.) Depreciation Expense $1,800
(Dr.) Amortization Expense $270
 (Cr.) Inventory $900
(Cr.) Accumulated Depreciation $1,800
 (Cr.) Patent $270

最後に、最初にお話したMinority Interestの認識をします。
A社は90%分の支配力しか持っていなくても連結B/SではB社の資産負債を全額計上します。
とはいえ、支配力を有していない残りの10%部分に関しては残り10%株主の分(Residual Interest)であるのでその分についてはMinority Interestということで負債勘定に計上します。

***仕訳4***
(Dr.) CS $5,000
(Dr.) APIC $15,000
(Dr.) Retained Earnings $4,100 (Cr.) Minority Interest $10,600
この仕訳は、B社買収時の仕訳だと言うことに注意してください。
それぞれの勘定(deditサイド)は買収時の残高です。
この中でも特にRetained Earningsについては取引が起こるたびに変わってきますので
年間の動きを期末時点に調整する必要があります。

とりあえず、1,2の説例で必要な処理は以上です。
ここまでの処理をConsolidated Financial Statements Work Sheetに入力したものは、次のようになります。

☆ワークシート☆

次回は、3,4のInventoryにおけるIntercompany取引の取り扱いについてです。
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